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安全確保へ条例 年度内目指す 自然の適正利用も アウトドアスポーツ振興

2011年02月12日 16:46 カテゴリー:総合
 みなかみ町は、町の重要な観光素材となっているアウトドアスポーツの一層の振興を図るため、年度内をめどに独自の条例を制定する。安全基準を設けて事業者に順守を求めるとともに、自然環境の適正利用も盛り込み、高い安全性と質を確保しつつ、自然にも配慮した先進的なアウトドアスポーツ事業を展開できる環境を整える。こうした条例を市町村単位で制定する例は、全国でもほとんどないという。
 条例制定に当たって、町内で営業するアウトドアスポーツ事業者の登録や登録を審査する組織、分野ごとに設ける安全基準、事業者の基準順守について検討。さらに、登録業者への財政措置や利用者からの負担金の徴収も議論する。町は、検討作業を整理して条例案をまとめ、町議会3月定例議会に提案する方針だ。
 想定しているアウトドアスポーツは、ゴムボートで激流を下るラフティングや、ボートを使わずに自然の沢や滝の流れに身を任せるようにして川を下るキャニオニング、カヌーなど「アドベンチャースポーツ」と呼ばれるもの。
 町には、約20年前にラフティング事業者が進出。以後、ラフティング以外のスポーツ事業者も増え、現在約30社が営業している。これらの事業者が行うアウトドアツアー参加者年間10~15万人と推計され、年々増加している。
 参加者の増加とともに事故も発生。事業者団体は独自の安全基準を設け、安全管理システムの構築などを試みている。町もアウトドア・ガイドの安全講習会やガイド認定制度の研究費用に対して補助してきた。
 ただ、町が定めた安全基準はなく、事業者が自由に営業している状態で事故が起きれば、アウトドアスポーツ全体のイメージダウンにつながると懸念。昨年11月から12月にかけて、アウトドアスポーツが盛んな観光地として知られるニュージーランド・クイーンズタウンを視察するなど、基本的なルールすくりを研究していた。
 条例化により、自然環境を生かしたアウトドアスポーツを楽しめる環境づくりを進め、その魅力にさらに磨きを掛けたい考えで、岸良昌町長は「事業者には一定水準の安全性を確保していただきたい。そういう事業者に営業してもらうことで、アウトドアスポーツの質も確保したい」と話している。
(上毛新聞 2011年1月6日)
 
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